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経理の仕事 〜 原価計算編 〜

INDEX
原価計算とは、原価計算の必要性
超簡単!原価計算をやってみよう!
材料の計算
材料費の記帳
転記その1〜庫出票から材料元帳へ
転記その2〜庫出票から直接材料費集計表へ
材料費の月末処理
転記その3〜材料元帳から間接材料集計表へ
転記その4〜製造間接費の集計
製造間接費の配賦
原価計算総括表の作成

原価計算とは

原価計算とは、売上に対して、原価がいくらかを計算するものです。製品ひとつを製造するのに、材料費はいくら、人件費はいくら、電気代、水道代、家賃・・・・などなどを含めると本当の原価はいくらか。
それを計算するのが、原価計算です。

「製品ごとの正確な原価計算」、「適性な原価の把握」、あなたの会社ではできていますか?

 
 

原価計算の必要性

モノをつくっていると、 「より良いものをお客さんに提供したい」という気持ちになります。それが、お客さんに満足を与え、次の仕事に結びつく。まったくその通りでしょう。特に、中小企業、個人企業など、規模が小さい会社であれば、ひとつのお客さんはとても大事で、ありがたいものです。
そして、お客さんは、こちらの気持ちに200%応えてくれ、必要充分な利益をもたらしてくれる・・・。そんな優良顧客であれば、会社経営にはなんら問題はありません。

しかし、そうではないのが現実です。支払う方は、「なるべく少なく」、もらうほうは、「なるべく多く」、これが、商売というものです。

よい製品を提供して、お客さんも満足して、自分も満足・・・と思い、帳簿と向き合うと、思ったほど利益が出ていない。「なんか、儲かっていないな〜。」そう思うものです。そこで、はじめて、「なぜか」という問いに向き合うのです。ただ、その答えを探す手段がわからない。無理な削減や値上げなどを試みる・・・。悪循環の始まりです。

前置きが長くなりましたが、「原価計算」はその答えを見つけ出す、手助けとなってくれます。
原価計算書をよく見ると、「実はこんな材料の無駄(使いすぎ)があったのか・・・」、「実は人件費が、こんなところで多く払っていたのか・・・」などが見えてくるでしょう。
それがわかれば、利益率向上の足がかりとなるはずです。

しかし、間違えないで下さい。原価計算はあくまでも、経営を良くする手がかりのひとつです。答えを見つけ出すのは、経営者のみなさんです。そして、原価計算に時間を使いすぎないで下さい。(本末転倒になってしまいます。)最初は大雑把に把握するぐらいの気持ちで、取り組んでください。

   
 

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